環境の変化に伴い、まとまった時間をとるのが難しいと感じる一年だった。
仕事
色々と手を出したけどどれも具体的な成果につながらない、さっぱりしない感じだった。プロダクトの成熟に伴い、プロセスは重く、チーム間のやり取りはより政治力を要するようになった。エスカレーションへの対応も多く、割り込み作業に多くの時間を使った。
IETFに参加するようになった。ネットワークプロトコルは学生のころからずっと興味のある分野だし、参加してみたいと思っていたので長年の願いが叶った感じ。ただ、今年やっていたメインのプロジェクトたちはネットワークプロトコルとは関係がなかったので仕事としてはほとんど時間を割けなかった。頑張って上司たちへpitchした結果、次にやろうとしているプロジェクトではDNSやHTTPを触る予定。
今年前半はレイオフ騒ぎがあり浮ついていた。さっぱりしなかったのはそのせいもあるのかもしれない。
生活
適応障害は快癒したと思う。抵抗感を振り払って心療内科に行き、処方された薬を服用したのが良かった。ふとしたきっかけで揺り戻しが来ることもあるけど、月日を重ねれば大丈夫かなという感触がある。家族の世話をする時間が多くなり時間管理が難しくなった。自分の勉強や趣味に使える時間が減ったことに対して四苦八苦している。毎日の晩酌をやめればもっと多くの時間を確保できるはずだけど、中毒者なのでそれは無理なんだよな…。
IETFや出張で海外へ二度行った。コロナ禍以降数年ぶり。プラハとボストン。どちらも良かった。
余暇
余暇時間のほとんどをネットワークプロトコルの理解や動向のキャッチアップに充てていた。 RFCやI-D読んだり既存のコードベース読んだり。 インプットが多くてアウトプットがほとんど無かった。 それでもまだ議論に参加するには全然理解とインプットが足りない。 半年ROMってろと言われた感じだと言えば伝わるだろうか。 ここは積み重ねが必要なんだろう。
趣味コーディングほぼ無し。GitHubに草が生えてないのがそれを物語ってる。Reactを使ってNPRのオーディオを手軽にリピート/ブックマークできる、英語聞き取り練習のためのウェブアプリを作ったぐらい。
読んだと言えそうな本のリスト(除く漫画)。ネットワーク関連以外は隙間時間に読んでいたので自己啓発や娯楽書の類が多い。
- 能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ (ブルーバックス)
- 英語は10000時間でモノになる ~ハードワークで挫折しない「日本語断ち」の実践法~
- 100 Tricks to Appear Smart In Meetings
- 完全無欠の問題解決: 不確実性を乗り越える7ステップアプローチ
- 私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化 (ちくまプリマー新書)
- プログラマーのためのCPU入門
- 暗号と認証の仕組みと理解がしっかりわかる教科書
- プロフェッショナルIPv6 第2版
- ピアリング戦記 ― 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち
- 世界一流エンジニアの思考法
- The Staff Engineer’s Path
- Bulletproof TLS and PKI
ゲームはゼルダTotKとFF16を細々とやっている。
英語
喋るのと聞き取るのができないのを改めて痛感したのでn度目の英語練習を始めた。
今年はアプリを使って練習し始めた。 基礎力をつけるためにスタディサプリ(新日常英会話)。 喋るのにはELSA Speakとスピーク。 これらを毎日少しづつこなしている。
喋る練習にAIが使えるようになったのが大きい。 スピークのAI会話が自分のレベルには合っていると思う。 覚えたいフレーズや単語の復習をどうやるか悩んでいたけど、Ankiでカードをちまちま作る方向で考えている。
聞き取りの練習はどうしたらいいのか試行錯誤している。 先述の自作ウェブアプリを使って通勤中にNPRを聞き取れるまでリピートするのを続けてたけど認知負荷が高くて挫折してしまった。 星さんが取り組んでいるComprehensible Inputを試してみようかなと思っている。
アプリを使った練習を始めて数か月たった。英語力が上がった実感は今のところない。 学習とは継続なり。日々の生活に無理なく組み込める負荷でやっていきたい。
運動
在宅の時はFit Boxing 2を引き続きやっている。出社したときは30分ぐらいジョギングするようになった。以前と比べると運動量はだいぶ減った。空腹によるストレスをなくすために食事も以前より食べるようになったので体重が増えつつあるが、これはもう気にしないことにした。
2024
振り返り以外のブログエントリを書けるといい。