今年はアウトプットを重視した年だった。取り組み始めたら投げ出さずに区切りのいいところまでやる。ある程度達成できたと思う。その一方で集中して取り組まないと解けない問題は避けてしまった印象がある。
趣味プロジェクトを区切りのいいところまで終わらせる、そしてそれらを持続させることを意識した。機能したと思う。以下今年やれたこと。
- 勉強がてら自分に特化した英語辞書アプリを Rust で書き直して普段使いできるレベルまで作った。
- Chrome Mojo IDL の Language Server Protocolを実装した。
- フォントフォーマット変換 Web App をメンテした。
- NES エミュレータをマリオが動くくらいまでは実装した。
特に年末に自由に使える時間があったのが有難かった。やりたいと思っていたことを消化できた。
- 仕事の優先度を考えると手を出しづらかったが余暇としてやれたらいいな、と思っていたことができた。
- アドベントカレンダーに参加できた。
- 私的に頼まれたツールを二つぐらい作れた。
公開しない前提で日記をつけるようにようにした。森田さんのやり方を真似させてもらった。日々の振り返りをする上でこれもいい感じに働いたと思う。その分、ブログを書く意欲がなくなってしまったが、これは妥当なトレードオフだと思う。余談: 森田さんの昨今の記録が公開されていてうれしい。
leetcode は 2, 3 問解いただけでほとんどやらなかった。試験対策に対する興味が失われた…というのは易いけど地頭を鍛えるのを怠ったというのが実情だろう。
英語について。昨年から英会話のレッスンに通ったことでだいぶん苦手意識がなくなった。コードを書いていてもコメントを書くのに労力がいらなくなったのは大きい。喫緊の案件ではなくなったせいで今年はさぼりがちであり、オフィス移転もあって後半はレッスンに通うのをやめてしまった。デザインドキュメントを書くのには相変わらず苦労しているので引き続き改善点のひとつではある。
やりたかったけど時間を割かなかった趣味もある。自分の優先度は「晩酌»»コーディング>(越えられない壁)>その他の趣味」 なので毎晩のように酩酊しつつコードを書いていると時間が溶けてしまう。ある程度しょうがないと割り切っているが来年は読書の時間を増やしたい。
今年聞き始めたポッドキャストで一番気に入ったのが IGN Japan のしゃべりすぎゲーマー。聞き始めのころは「なんだこのイキリオタクは…」とか思っていた今井さんという方がいるのだが、今ではすっかりファンになってしまって配信の時に居ないとちょっとがっかりしてしまう。他の語り手も本当に魅力的で毎回楽しみにしている。
今年使ってよかったものは Windows Terminal と VS Code Remote Development の二つ。特にターミナルは Windows で開発する上での一番の pain point を解消してくれた。マイクロソフトが開発ツールに本気を出すとやっぱりすごいなあという印象を新たにしたし、Mac が微妙すぎるのもあって最近はもっぱら Windows ばかり使っている。
入力と出力、あるいは抽象と具現の車輪を回す。どちらを欠いても物事の理解は進まない。今年は具現に時間を割いていろんなことを達成した感はあるが、出がらしの茶葉になった気分もある。行動指針の粒度を細かくして年単位じゃなく四半期ぐらいのスパンで両輪を回すのもいいかもしれない。